尾口・中宮のご紹介

尾口・吉野谷エリアは、主に手取川支流の尾添川沿い位置し、白山市と白川村を結ぶ豊かな自然のなかを通り抜ける白山白川郷ホワイトロードと、白峰エリアから白山に至る街道との分岐点がある場所です。

ここは、山間地の険しい谷合地形で、その中に開けた台地が中宮・尾添集落です。中宮は、険しい山岳修験を行う修験者の拠点となりました。修験者たちは、中宮を拠点に白山山頂に向かう加賀禅定道に浄土の風景を求め、修行を行っていました。
明治維新の廃仏毀釈により、禅定道の堂社は破壊され、中の仏像は尾添の白山下山仏社に祀られています。

 

尾口・中宮エリア

3つの機能

 

豪雪地の人形浄瑠璃


 
 毎年2月、雪に閉ざされた冬の娯楽として、約300年前から伝わるとされる「尾口のでくまわし」の公演が、鶴来地域の深瀬新町と尾口地域の東二口の2ヶ所で行われています。人形浄瑠璃「尾口のでくまわし」は、昭和52年(1977)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。両地区ともに保存会が組織され、定期公演のほか、学校での普及啓発や若い世代の育成に向けて活動しています。


【団体名】東二口文弥人形浄瑠璃保存会・深瀬でくまわし保存会
【連絡先】

 

有害鳥獣の有効活用


 
 近年、イノシシなどの野生鳥獣が増加し、農業に被害を及ぼしています。これまでは、捕獲し焼却または埋設していましたが、この有害鳥獣を有効活用するため、一般社団法人白山ふもと会では捕獲した獣肉を解体し、食肉として販売するほか、加工品の商品開発にも取り組んでいます。


【団体名】一般社団法人 白山ふもと会
【連絡先】一般社団法人 白山ふもと会