自然と人の調和と共生

ユネスコエコパークは、1976年(昭和51年)にユネスコが開始しました。
ユネスコの自然科学セクターで実施されるユネスコ人間と生物圏計画における一事業として実施されています。
世界遺産が手つかずの自然を守る事を原則とする一方、ユネスコエコパークは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共存)を目的とする取り組みです。
登録総数は、134カ国、738地域(国内10地域)。 *2022年(令和4年)8月現在。


 
 

● 保存機能(生物多様性の保全)

 人間の干渉を含む生物地理学的区域を代表する生態系を含み、生物多様性の保全上、重要な地域であること。

● 学術的研究支援

 持続可能は発展のための調査や研究、教育・研修の場を提供していること。

● 経済と社会の発展

 自然環境の保全と調和した持続可能な発展の国内外のモデルとなりうる取り組みが行われていること。
 
 

 それぞれの機能は独立するものでなく、ユネスコエコパークの機能を相互に強化する関係です。
 この3つの機能を達成するために、相互に依存する3つの地域を設定しています。

● 核心地域

厳格に保護。長期的に保存。

● 緩衝地域

核心地域保護のための緩衝的地域。教育・研修・エコツーリズム。

● 移行地域

人が生活し、自然と調和した持続的な発展を実現する地域。

他のユネスコ認定地域との比較

日本のユネスコエコパーク